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伊勢湾内 サワラキャスティング ロッド
2021年5月15日今回は伊勢湾内でのサワラキャスティングにおすすめなロッド紹介です。
ここ数年伊勢湾内でのサワラキャスティングが遊漁船も増えてきた事もあり行かれる方も増えてきて人気急上昇中!これからチャレンジしてみたいと思っている方も多いのでは?!
そこで!今回はサワラキャスティングにおすすめなロッドを実釣体験を元に解説したいと思います。
まず現状伊勢湾内のキャスティングに於いて専用と言える物があまり出ていないのではないでしょうか?
基本的にはオフショアキャスティング用の一番ライトなモデルを使用するかボートシーバスロッド等で探すか、後は怪魚系のジャークベイトが使えるようなロッドを探すとか・・・まあ取り敢えずこれでやってみて・・・と試行錯誤されているかと思います。
実はFunToolからもキャスティングロッドを出そうかと開発、テストは行っていますが中々しっくりくるものが出来上がらず未だに悩んでいます。そんな中お客様より「エギングロッドが以外と使えるよ」と教えて頂き実際に使用して検証してきました。
エギングロッドと一口に言ってもかなりの種類が現行で発売されておりバシバシしゃくるようなハードなものから、スラックジャークをメインで考えた胴のしなやかなタイプや、ティップランよろしく先調子のものまであらゆるアイテムが溢れています。
タナロアエギングはこれらエギングロッドの中でも中道的なアクションを目標に開発したモデルなので投げて飛ぶ!(当たり前ですが)しっかりバットにエギやルアーの重量を感じながら投げられる程のやや緩やか目のテーパー。しゃくりアクションも重要なのでバシバシシャクるというよりはスラックジャークもやりやすい位の感じです。
そんな感じのロッドなので極端に軽い(10g以下のミノーやシンペン)ルアーは操作し辛いですが、サワラキャスティングならメインがヘビーシンキング系のミノーや今回やった春のフローティングミノーのパターンですら15g前後のプラグなのでウェイトも問題無し。
実際のルアーはコチラ ↓ ↓ ↓ベイトのカタクチイワシが引っ掛かってきたので一緒に写真撮ってみました。(今回のルアーはダイワのバーティス98F)
長さについてもラインナップとしては8.0ftと8.4ftを発売しておりますが、今回両方持ち込み両方の長さを試してみましたが、どちらも良好。強いて言えば8.0ftの方が取り回しがいいのかな?って感じです。飛距離は少しの差ですが、8.4ftに分がある感じで私の好みだと8.4ftかな~?!とホントに甲乙つけがたい感じです。
次にルアーへのアクションですが、基本高速巻きがサワラ釣りには必須だと思われますが、少し重量のあるルアーを高速で引くとやはりそれなりの抵抗となってロッドに負荷が掛かってきますのでティップもそれなりにしっかりしていてもらわなくては何をどうアクションさせているかが分からなくなってしまうのと、ここぞというタイミングでトゥイッチやジャークを入れて喰わせたりするのにも硬すぎず、柔らかすぎずのアクションが必要になってきます。
この辺りのルアー操作へのアクションもタナロアエギングならば100点満点とは言いませんがティップからベリーにかけてが良い仕事をしてくれるので高速引きの中に小さな喰わせの間であるトゥイッチを入れたりするのもかなり扱い易い部類に入ってくると思います。
そして最後に魚が掛かってからなのですが・・・
正直ここが一番不安でした。
だって比較対象がイカですからねぇ・・・引きの質が全く違うのであまり想像がついていませんでしたが、実際に釣ってみてオススメできる確証に変わりました!今回動画も撮って頂きましたので竿の曲りも見て頂けるかと思いますが、船べりに突っ込まれても楽に躱す事ができます。
どうでしたか?
船べりで丁度突っ込まれている所が映っていますが正直あれ以上ドラグを締めて耐える事は可能ですがあまりやり過ぎるとサワラの場合口が切れてしまいバラシの原因になってしまいます。
まあやり取りは個人の感覚が大きく左右する所ですから自分でやってみないとわかりにくいとは思いますが少しでもイメージが湧けば幸いです。
と、まあ今回うんちくを書き綴ってみましたが私自身もまだまだこの釣りは発展途上で今後も色んなメソッドやパターンが出てくると思っています。それに伴いロッドやリール、ライン、ルアーと進化していくとは思いますが、現時点でのサワラキャスティングのロッドをどれにしようか迷っている方は「タナロアエギング」を
一度店頭で見て、振って頂ければと思います。
ーではっー