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筏爆釣計画・・・その4
2020年7月30日今回は大事な釣具の重要な部分を少し真面目に話します。
皆さんは釣りをする前に色々なシチュエーションを想像して釣道具を準備されると思いますが、何度か釣りに通ううちに「この釣りはこうだ!」と判ってくる部分と
「何か知らんけどこうするといつも釣れる!」みたいなのができてきていつの間にか自分のスタイルが出来てくる部分が有ると思います。
反面、いざ振り返って一日の釣りの組み立てを考えどこに重きをおくか?何を重要視して釣りを組み立てるか?と考え
さらに釣れるようにするには?とか考えだすと気になる部分は増える一方だと思います。
竿が重要というメーカー、仕掛けがキモだという名人、隣の良く釣る人はエサが違う!?
一つの魚を追い求めて色んな情報が取れる昨今釣果に繋がる本当に良い物は何か?という疑問に振り回される方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな中釣り師と魚を繋ぐ大事な道具「糸」について触れていきたいと思います。
今回ご紹介するのはこちら
釣り糸ってよく魚から見えない方がいいとか細くて強いのがいいとかコスレに強い方がいいとか色んな意見が飛び交うと思います。
確かにその通り!と思いますが中々全ての要素を完璧にクリアしているものは中々ありません。そしてこういった条件に近い糸って恐ろしく高級なお値段がする事がよくあると思います。
そこでお手頃価格で、筏・かせでの釣りの特徴を考慮して生まれた専用の糸というわけなのですが、
では何が?って事だと思いますが
まず、価格は100m巻きで50mの所にマーキングが有るタイプで¥980のフロロカーボンラインと言えばかなり安い部類ではないでしょうか?
で、その内容なのですが、筏釣りを取り巻く環境を考えた時まずは対象魚が黒鯛になると思いますが、
ただ実際釣りをするとボラが来たり、真鯛が来たり、秋口になればハマチ等の青物等結構引きが強い魚が多いですよね!?
他にはアジやサバ、ハタ系の子供やカサゴ等の根魚、ゴンズイやフグ等のあまり嬉しくない外道まで様々な魚が釣れます。
ここまででまず必要になるのが相手が1~2kgまでの魚がメインで時折3kgクラスの何かが掛かるのを想定した直線強度が必要になってきます。
次に筏という場所ですがやはりメインターゲットが黒鯛であるので各渡船店もその魚がいるであろう場所や通り道とされている所に筏やカセがかかっています。大体こういう場所って規模の大小は置いておいても河川の流入があったり潮通しが良かったりと流れが有る所が多い。それと魚が多く集まる場所という事で養殖コワリや真珠やカキの養殖棚の周りや筏本体にも集魚の為にカキ等を吊るして有る所等もあります。
という事は障害物が有る場所での釣りという認識が必要で糸においてはコスレに強いとか耐摩耗性が必要になってくるのと、流れに対しては均一的な細さが必要になってきます。
あと流れとも密接な関係があるのが巻きグセによる糸ふけ。これはアタリが出るかどうかにも影響が出てくる部分でもあると思います。
まあ本命のチヌだけなら結構しっかりとアタリを出してくれる魚なので気にしなくても良さそうですが、
前出した通り筏には小型のエサ取りもたくさん居るので知らない間にエサが無くなっていた・・・という事もままあります。
当然エサが無くなっていては魚が喰いついてはくれません。
という事は直線性の良い感度が必要になってきます。
長々と書いてきましたが結局の所筏で釣りをしていても他の釣り同様やはり細くて強い糸が要るということですね。
これらの要素を踏まえテストして生まれたのが・・・
こちらの糸です。
この糸の特徴は基本ソフトタイプの設計ですが表面を耐摩耗性を上げるために硬くしております。
なので若干張りが強い糸に感じると思います。
それと、使用する直前に一度リールから水深分を引き出し一度引っ張ってから使用して頂けると先の直線性や感度も感じて頂けると思います。
材質はフロロカーボンなので比重は1.78と高比重なので風にも強く糸ふけも出にくい。
そして最後に屈折率が1.42と水に近いので水中で見えにくくなります。
是非一度皆様ご使用下さい!
先日島勝の筏で釣った48cmも速い底流れに乗せて食わせた一枚でした!