• 遂に!新製品TANGAROA(タナロア)ボートキャスティングが今週発売になります!!

    キャスティングロッドを品揃えに加えようと始めてから約3年。

    構想が固まってから約2年数々のNG、トライ&エラーを繰り返し様々な制限がある中ここまでの月日を要しましたが遂に完成、発売に至りました。

    今回の「タナロアボートキャスティングS76ML」は地元伊勢湾内での実釣を繰り返しアクションを追求。

    既存のオフショアキャスティングロッドでは成し得ないサワラの為のロッド、ミノーイングに特化したロッドとして開発。

    乗合船、小型ボートを問わず取り回しの良い長さ
     
    この長さに関しては未だに意見が分かれる所だとは思いますが、我々の一つの答えとして
     7.6ft(2.28m)に落ち着きました。
     ロングキャストだけを考えたならば8ftや9ft、ファイトを考えて間の8.6ftや8.4ft、8.3ft・・・
     というのも試しましたが、どうしても乗合船の胴の間等制限のあるポジションだと
     取り回しが悪く投げにくい。
     反対にアンダーキャスト等の取り回しだけを優先すると6.6ftや6.8ft、7.0ftに軍配が
     あがりますが今度は飛距離がおちるのとベリー部分が狭くなりジャーク時にミノーが
     飛び出しやすくなるのも難点。ハイエンドクラスのピーキーな調子を
     求めたならばそれでもOKでしょうがコストを抑えるのも大きな命題の一つ。
     したがって、まずは一番サワラキャスティングに於いて一番多用するルアーの
     洗い出し、ルアーのウェイトとキャスト時の抵抗感等を調査し一番飛距離が稼げて
     ルアーのアクションを損なわない長さ・・・7.4ft、7.6ft、7.8ftと・・・
     試釣を重ね想定できるサワラキャスティングのシチュエーションを実釣から導き出した長さが
     今回の7.6ftとなりました。

    ・飛距離について
     
    使用するルアーによっても差は生まれますがテスト時に良く使用した9cm~14cm(14g~30g)のミノーならば
     着水で50m前後、追い風等の条件が揃えば平均して60~70m位はすっ飛んでいきます。
      (※PEは1~1.5号を使用2号以上はかなり飛距離が落ちますので注意!)
      特に18g~21gあたりのミノーならば快適にキャストし続けられると思います。

    ・アクションについて
     
    基本的には前出のミノーをジャーキングするのをメインにしていますが湖等の淡水と違いどうしても
     波があったり潮の流れがあったりと外的な部分とサワラの場合基本高速でリーリングする
     シチュエーションが多いのである程度のスピードでリールを巻きながらジャークを入れるため
     にもある程度ベリー部分がショックを吸収しミノーを弾き過ぎない。だが、ダートはする位の張り
     を追求。と同時にこのようなアクションを一日中与え続けられるだけの軽さも求め
     不要な装飾等は廃し特に#3000~#4000クラスのリールとのバランスを追求した設計としました。

    ・ファイトについて
     比較的浅場(10~30m)での使用が多いため下方向に突っ込むというよりは横方向に走り回られる事が
     多い為どうしてもロッドの角度が立ちやすい。
     具体的には脇ばさみよりお腹にグリップエンドを当ててファイトするスタイルが多く
     従来のボートキャスティングロッドではグリップが短く良い体勢でのファイトがやりにくかった。
     そこでリールシートから下、セパレート部分の長さにもこだわりサワラだけでなくワラサ、鰤等の
     青物とのファイトにおいてもしっかりとコントロールできる力のかけやすい長さにしました。

     バット部分はしっかりと残り走り回るターゲットを寄せてくることが可能です。

     

    ・その他
     今回のモデルより環境への配慮としてPETケースを廃止しました。
     
    外装は写真のようにロッドジャケットを使用しております。

    伸縮性に富んでいるので2本まとめての収納も可能で単なる再利用というだけでなく実際現場で、お車での移動時などにも重宝します。

     

    週末までにはフィッシング遊各店に配送されますので皆様是非一度手に取ってご確認下さい!

    皆様のサワラ爆釣を期待しております!