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伊勢湾サワラキャスティング ロッド
2022年5月24日皆さんこんにちは!
今回は近年人気の伊勢湾内でのキャスティングについて少し触れてみようと思います。
実は今新たなロッドを開発しておりまして暇を見つけては海に出ています。
で、昨日もテストがてら様子を見に行ってきたのですが、上々の仕上がりだと感じましたので
そろそろ公開していこうと思います。
私自身オフショアキャスティングの釣りは好きな部類なので色んな魚を釣ってきていますが、こと湾内のサワラとなると特殊でどんな要素が必要なのか手探りな状態でのスタートでした。
ただ、サワラは浮いているとやたらとミノーに反応が良いのは10年以上前から周知の事実でよくライトジギングタックルを流用したり鰤やカツオのキャスティングタックルを流用したりして釣っていたりしました。
最近ではボートシーバスのロッドやエギングタックルやバスタックル等も使用して釣っていました。これら流用品でも釣れるには釣れますが・・・
ただ、「これだっ!」と思えるような竿は無く中々しっくりくるセッティングが出ない。
何かどこかで無理をしている感じが払拭されずに・・・
それは投げる時であったり、ルアーを動かしている時、ファイト中・・・と、どっかに不満を抱えながら釣り師側の ”腕”でカバーして釣っていました。
これではせっかくの釣りが楽しく無くなる(色々工夫して一匹を釣る楽しみはありますが・・・)と思い専用ロッド開発に着手したのですが、これがまた中々の難航具合💦
この話をしだすとキリが無いのでどういった竿を作ろうとしたのかと何故竿なのかという所ですが、
まずは、何故竿なのかという事ですが、現状サワラキャスティングではミノーがメインルアーと使用するルアーがほぼ決まってきています。(ブレード系等は一旦置いといて)
で、ルアーが決まっていると使用に適するラインは釣れてくる魚種やサイズに合わせた必要最低限の強度を保持しているもので決まってきます。
リールもこれらの糸が巻けるもの、キャスティングなのでルアーアクションと投げた後の糸ふけ等を考えた場合ハイギアの物で決まってくると思います。
となると竿だけ専用じゃ無いよねって事で作ろうと思ったのが主な理由です。
ーどういった竿かー
この海域のこの釣りをしてみないと解らない事が多いですが、色々な問題が起きてきます。
まず一つ目がこの海域の船。
大きさがバラバラで喫水位置、立ち位置が船によって大きく異なる点です。
モーターボートや船外機の和船タイプから漁船型の乗合船までさまざまで釣り師側の立ち位置、目線の高さが大きく変わります。
当然使い易い長さは変わって来る訳ですがどの船でも長すぎず、短すぎずというのが中々に悩ましい問題。
次に使用するルアーがミノーイングメインで時々ジグやブレード系。
特に喰いが悪い時のフローティングミノーやベイトが小さい時の小型ミノーはやはり穂先部分が柔らかい方がアクションの小技が効く!
あと柔らかい目のトゥィッチを入れたいときもある。でも基本早巻きがメイン・・・と相反するロッドアクションが必要な釣りばかり💦
当然投げた時の飛距離は言わずもがな。
今の所全てお見せする事はできませんが、取り敢えずこの竿一本で釣りが成立するようになってきましたので一先ず及第点なのかな?!
という仕上がり。
完成→販売にはもう暫く時間が掛かりますが何とか秋のナブラには間に合わせたいので頑張ります!
乞うご期待!!
ーではっ!ー